北海道のナミダタケ被害と木材腐朽菌
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3年に一度腐れ落ちる床 ナミダタケを甘く見た無知な大工と消毒業者の施工例。 高年齢者の一人住まいがナミダタケに襲われた。殺菌消毒後に床を張替え、おまけに壁にグラスウール断熱と床下に防湿フイルムを敷いている。 結果は壁内結露が防湿フイルム上に貯まって、ますます悪化。不用意な新木材が新たな餌を与えたことになった。 事前検査と適切な切除、防腐処置は絶対に必要です。 被害材表面に薬剤を塗布したぐらいでは殆ど効き目がありません。 |
![]() 補強した新材が被害。 新しく餌をやったようなもの。 |
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その他の腐朽菌 | 比較的木材含水率が高くなると発生する腐朽菌です。 |
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加圧注入防腐土台のナミダタケ被害 仕口やほぞ穴から菌が侵入して、土台の内部が腐れた例。 |
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イドタケ 胞子がコーヒー色してるがこの様に子実体を見る機会は、殆どありません。古い菌糸束が黒くなるのが特徴。 |
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ナミダタケの子実体 胞子の色はコーヒー色。室内の隙間から茶色の粉が出てきたら、床下を点検する必要があります。 |
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ワタグサレタケ 温暖地を代表する腐朽菌だが、北海道でもすが漏れ雨漏れ箇所で頻繁に見られます。胞子は透明。子実体は白色で無数の穴が開いている。 |
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菌糸束 ナミダタケは自分で、土中より菌糸束で水を運ぶことが出来るため、換気口があっても被害を受けることがあります。 |
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イチョウタケ 子実体にひだのある腐朽菌で家屋腐朽が一番強い。ただし子実体を見つけるのは非常に難しい。 |
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